【保存版】終活は何から始める? 大切な書類・連絡先を書き残す記入シート
もしもの時、家族は必要な書類を見つけられますか?
皆さんは、自分にもしものことがあったとき、家族が必要な書類をすぐに見つけられるか、ご存じでしょうか?
健康保険や年金の書類、銀行の通帳、不動産の書類、保険証券……。
普段は自分で管理しているので、どこに何があるか分かっています。
ところが、急な入院や、思いがけない出来事が起きたとき、家族が困ることがあります。
「お父さん、保険の書類はどこ?」
「銀行の手続きに必要な書類が見つからない!」
「住宅ローンのこと、どこの銀行だったかな?」
普段は何気なく暮らしていても、いざというときには、こうした問題が起こるかもしれません。

そこで今回は、以前ご紹介した「終活チェックリスト」を、もう一歩進めてみました。
チェックを付けるだけでなく、大切な書類の保管場所や連絡先、不動産、借入金などを書き残せる記入シートを作りました。
印刷して、分かるところから書き込んでみてください。
【保存版】終活は何から始める? 大切な書類・連絡先を書き残す記入シート
終活を始めたいシニアの方へ。大切な書類の保管場所、家族の連絡先、不動産、借入金、ローン、緊急連絡先を書き残せるPDF記入シートを用意しました。印刷して使える用紙と、記入のポイントや安全な保管方法を分かりやすく紹介します。
こちらからご覧ください
終活チェックリストを実践!書類・連絡先・不動産・ローンを整理しよう
1.終活は、身の回りの情報を整理することから
終活という言葉を聞くと、何となく寂しい気持ちになったり、「まだ早いよ」と思ったりする方もいらっしゃるでしょう。
でも、終活は人生の終わりを考えることだけではありません。
これからの生活を安心して送るために、自分の身の回りを整理しておくことでもあります。
例えば、こんなことです。
- 大切な書類はどこに保管しているか
- 家族や親しい人の連絡先はどこにまとめているか
- 不動産や借入金、ローンについて、どこを確認すればよいか
- 緊急時には、誰に連絡してほしいか
こうした情報が分かるようになっていれば、自分自身も安心できますし、家族の負担を減らすことにもつながります。
全部を一度に整理する必要はありません。
今日は書類の場所だけ、明日は連絡先だけ。
そんな具合に、少しずつ進めていきましょう。
2.今回の記入シートで書き残せること
今回作成したPDFには、次の項目を用意しました。
① 大切な書類の保管場所
健康保険や年金、生命保険、不動産、銀行、証券会社、借入金などの書類について、どこに保管しているかを書きます。
例えば、
「リビングの引き出し、青いファイル」
「寝室の書類棚、上から2段目」
このように、家族が見つけやすい書き方がおすすめです。
ただし、書類を一か所にまとめる必要はありません。保管場所が複数ある場合は、それぞれ記入しておきましょう。
② 家族や親しい人の連絡先
家族、親戚、親しい友人など、必要なときに連絡したい人の名前や電話番号を書いておきます。
スマートフォンに連絡先が登録されていても、本人が操作できない状況では、家族が確認できない場合があります。
紙にも書き残しておけば、いざというときの助けになります。
③ 不動産の情報
持ち家や土地などがある場合は、種類や所在地、名義、関連書類の保管場所などを書いておきます。
家族が不動産について確認するとき、どこから調べればよいか分かるだけでも役立ちます。
詳しい登記内容や権利関係まで、この用紙に書き込む必要はありません。まずは、何を所有していて、どの書類を見ればよいかを整理しましょう。
④ 借入金やローンの情報
住宅ローン、自動車ローンなど、返済中の借入金があれば、金融機関や借入先、関連書類の保管場所などを記入します。
借入金がない場合も、「なし」と書いておくと、家族が確認しやすくなります。
ここで大切なのは、家族が必要な情報を確認できるようにしておくことです。残高などが分からない場合は、無理に記入せず、確認先を書いておくだけでも構いません。
⑤ 緊急時の連絡先と、家族への伝言
急な入院など、緊急時に連絡してほしい人を決めておきます。
第1連絡先、第2連絡先というように、順番を決めておくと分かりやすいでしょう。
また、最後の欄には、ほかに伝えておきたいことを書けるようにしています。
「この書類は大切なので、なくさないように」
「困ったときは、この人に相談してほしい」
そんな短いメモでも役に立ちます。
3.記入シートの使い方
今回のPDFは、印刷して手書きで記入できるように作っています。
使い方は簡単です。
- PDFを開き、A4用紙に印刷する(コンビニでも印刷可能)
- 分かるところから記入する
- 書類の保管場所を確認しながら、必要な情報を書き足す
- 記入した用紙を安全な場所に保管する
- 家族など、信頼できる人に保管場所を伝えておく
最初から完璧に書こうとしなくても大丈夫です。
書き忘れたところは、後日確認して追加すればよいのです。
また、生活状況や連絡先が変わったときには、内容を見直しましょう。
※A4用紙に印刷し、書けるところから記入してください。個人情報が含まれるため、保管場所と共有する相手には十分注意しましょう。
4.ここは注意!暗証番号やパスワードは書かない
この記入シートを使うときに、一つ注意していただきたいことがあります。
それは、銀行の暗証番号やインターネットのパスワード、認証コードを、この用紙に書かないことです。
家族のために情報を残すことは大切ですが、重要な秘密情報を一緒に書いてしまうと、紛失や盗難の際に危険が大きくなります。
この用紙には、銀行や証券会社などの名前、必要な書類の保管場所、問い合わせ先など、手続きに必要な情報を見つけるための手がかりを書いておきましょう。
ネット銀行やネット証券などは、通常の銀行とは手続きが異なる場合があります。利用しているサービスの名前や公式の問い合わせ先を整理しておくと安心です。
また、記入した用紙には個人情報が含まれます。誰でも見られる場所には置かず、共有する相手も必要な人に限りましょう。
5.家族と一緒に確認しておくことも大切
終活というと、一人で黙々と進めるものと思われがちです。
でも、家族と一緒に確認してみるのもよい方法です。
「大切な書類は、ここにまとめているよ」
「何かあったら、この人に連絡してほしい」
そんな会話を、元気なうちにしておきましょう。
家族にすべての情報を細かく伝える必要はありません。まずは、必要なときに何を確認すればよいか、どこに情報があるかを共有するだけでも意味があります。
大切なのは、家族が困らないようにすること。そして、自分自身も安心して暮らせるようにすることです。
おわりに:終活は、家族への思いやりでもあります
今回の記入シートは、終活の7項目のうち「1.大切な書類・連絡先」を整理するためのものです。
これから
「2.銀行・保険・財産」
「6.デジタル終活(スマホ・パソコン)」
についても、必要な情報を書き残せる用紙をしばらくしたら順番に用意していく予定です。
終活は、一度に全部を終わらせる必要はありません。
一枚の紙に、連絡先を書いてみる。
大切な書類の場所を確認してみる。
そんな小さな一歩から始めればよいのです。
自分のために。そして、いざというときに家族が困らないために。
皆さんも、ぜひ記入シートを活用してみてください。
「まだ元気だから大丈夫」と思える今こそ、始めるよい機会かもしれませんね。
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