じぃじ・ばぁば必見!離れて暮らす孫と仲良く話す7つのコツ
孫が小さい頃は、会うたびに「じぃじ!」「ばぁば!」と駆け寄ってきてくれました。
公園で遊んだこと、一緒に食べたお菓子、学校であった出来事……。こちらが聞かなくても、あれこれ話してくれたものです。
ところが、小学校の高学年になると、少しずつ様子が変わってきます。
「学校はどう?」
「うん、普通」
「友達とは仲良くしてる?」
「うん」
……あれ? もう会話が終わってしまった!
こちらは、もっと話したいのに(笑)。
私も、孫のダンス発表会で「よく頑張ったね。すごいね」と声をかけたことがあります。でも、それだけでは十分に気持ちが伝わらないこともあるのだと感じました。

離れて暮らしていると、孫が今、何に興味を持ち、どんなことを考えているのか、なかなか分かりません。
たまに動画で顔を見ながら話せる機会はあるものの、何を話せばいいのか迷うこともあります。
そこで今回は、同じような悩みを持つシニア世代の皆さんに向けて、小学生の高学年の孫と自然に会話を楽しむ方法を考えてみました。
昔のように、何でも話してくれることを期待するのではなく、今の孫との新しい関係を楽しんでみませんか?
じぃじ・ばぁば必見!離れて暮らす孫と仲良く話す7つのコツ
小学生高学年の孫と何を話せばいい?離れて暮らすじぃじ・ばぁば向けに、動画通話で会話を楽しむアイデアや、ゲーム・ダンス・学校の話題、孫の気持ちを大切にする声かけのコツを、わかりやすく紹介します。
孫と何を話せばいい?小学生高学年になると会話が続かない理由と解決法
最近の小学生は、どんなことに興味があるの?
まず、今の子どもたちを取り巻く環境を少し見てみましょう。
2025年に公表されたシチズンの親子調査では、小学生の親子の会話で多かった話題は「友達の話」が67.8%、次いで「学校行事の話」が47.5%、「遊びの話(ゲームなど)」が30.0%でした。
つまり、難しい勉強や将来の話よりも、友達や毎日の出来事、好きな遊びなどが身近な話題なのです。
また、博報堂教育財団の「こども定点調査2025」では、小学生女子の間で、好きな人やグループを応援する「推し活」が広がっていることも紹介されています。
もちろん、すべての子どもが同じことに興味を持っているわけではありません。
ゲームが好きな子もいれば、ダンス、スポーツ、音楽、漫画、動画、友達とのおしゃべりが好きな子もいます。
ここで大切なのは、「今の小学生はこうだ」と決めつけず、目の前の孫が好きなことを知ろうとすることです。
じぃじやばぁばが知らないことでも、孫に教えてもらえばいいのです。
1.「学校はどう?」を少し変えてみる
孫と話すとき、つい聞いてしまうのが学校や勉強のことです。
もちろん、関心を持つのは悪いことではありません。でも、毎回同じ質問では、孫も答えに困ってしまうかもしれません。
例えば、こんなふうに変えてみましょう。
- 「今日、学校で一番おもしろかったことは何?」
- 「最近、友達と何して遊んでるの?」
- 「今、クラスで流行っているものってあるの?」
- 「給食で好きなメニューは何?」
- 「最近、笑ったことはあった?」
答えが短くても、がっかりしないこと。
「へえ、そうなんだ!」と受け止めて、話が続きそうなら、もう一つだけ聞いてみます。
例えば、孫が「給食のカレーが好き」と言ったら、
「そうか、じぃじもカレーは好きだよ。今の給食は昔と違うのかな?」
これなら、会話が自然に広がるかもしれません。
ただし、質問を立て続けにすると、まるで面接のようになってしまいます。
質問は一つ。返事を聞いたら、まず受け止める。
これくらいがちょうどいいのです。
2.孫が好きなことを、こちらも少し知ってみる
孫がダンスをしているなら、ダンスの話を。
ゲームが好きなら、どんなゲームなのかを。
好きな歌手やグループがいるなら、どんなところが好きなのかを。
じぃじやばぁばが、全部を理解する必要はありません。
「そのダンス、どこが難しいの?」
「そのゲーム、何がおもしろいの?」
「その歌手の、どの曲が好きなの?」
こんな聞き方なら、孫が先生になって、こちらに教えてくれるかもしれません。
そして、教えてもらったら、
「なるほど! そんな楽しみ方があるんだね」
と伝えてみましょう。
年齢が離れていても、教える側と教わる側が入れ替わると、会話が楽しくなるものです。
ただし、孫が好きなものを大人の感覚で否定するのは避けたいところ。
「そんなものが好きなの?」ではなく、「そういうところが好きなんだね」と、まず興味を持ってみましょう。
3.動画で話すときは、最初から長話を目指さない
離れて暮らす孫と、スマートフォンやタブレットのビデオ通話で話す。
便利な時代になりましたね。
でも、画面越しに話すとなると、何を話せばよいのか迷うことがあります。
そこでおすすめなのが、短くても楽しい時間にすることです。

例えば、こんな方法はいかがでしょう。
アイデア①「今日の三択クイズ」
「今日は三つのうち、どれが一番楽しかったでしょう?」
「学校、ダンス、家でのんびり。どれかな?」
孫に質問してもらって、じぃじが答える形でも楽しめます。
アイデア②「じぃじの昔話を一つだけ」
「じぃじが小学生の頃は、こんなことがあったんだよ」
昔話は、長くなりすぎないのがコツです。
失敗した話や、ちょっと笑える話なら、孫も興味を持ってくれるかもしれません。
「今の子どもたちと、ずいぶん違うね!」
そんな一言が出たら、会話が広がるチャンスです。
アイデア③「次に会ったときの約束を考える」
「今度会ったら、何を食べたい?」
「一緒に行ってみたいところはある?」
「じぃじに教えてほしいことはある?」
次に会う楽しみができれば、離れている時間も少し近く感じられます。
ただし、孫の都合や希望も大切に。必ず実現させなければと、無理をする必要はありません。
4.孫が「別に」「普通」と答えたら?
これは、シニア世代にとって悩ましい場面です。
こちらは一生懸命話しかけているのに、返事が一言だけ。
「何かあったのかな?」
「嫌われたのかな?」
そんなふうに心配になることもあるでしょう。
でも、すぐに悪い方向へ考えなくても大丈夫です。
小学校の高学年は、友達との関係や自分の好きなことなど、関心が広がっていく時期です。話したいことがあっても、相手や場面によっては話したくないこともあります。
そんなときは、
「そっか、普通だったんだね」
「また、おもしろいことがあったら教えてね」
と、軽く受け止めてみましょう。
無理に話を引き出そうとしないことも、相手を大切にする方法です。
もし孫から悩みを話してくれたら、すぐに説教したり、解決方法を教えたりする前に、
「そうだったんだ。それは嫌だったね」
「話してくれてありがとう」
と、まず気持ちを受け止めてあげたいですね。
なお、深刻な悩みや安全に関わる話が出たときは、孫だけで抱え込ませず、保護者とも相談しながら支えていきましょう。
5.「すごいね」「頑張ったね」に、もう一言を添える
先日のダンス発表会のように、孫が頑張った姿を見たとき。
「すごいね」「よく頑張ったね」は、決して悪い言葉ではありません。
そこに、具体的な感想を加えてみましょう。
例えば、
「最後まで笑顔で踊っていたのが印象に残ったよ」
「難しい動きも、しっかりできていたね」
「一生懸命な姿を見て、じぃじも元気をもらったよ」
こう伝えると、孫にも、どこを見て何を感じたのかが伝わりやすくなります。
さらに、
「自分では、今日のダンスはどうだった?」
と聞いてみるのもいいですね。
孫が「ここが難しかった」と話してくれたら、その気持ちにも耳を傾けましょう。
大切なのは、大人が一方的に評価することだけではなく、孫自身がどう感じているのかを知ることです。
6.じぃじ・ばぁばが気をつけたい三つのこと
孫と仲良く話したいと思うほど、つい頑張りすぎてしまうことがあります。
そこで、次の三つを心に留めておきましょう。
① 勉強や成績の話ばかりにしない
孫の将来を心配する気持ちは自然なこと。でも、会話のたびに勉強の話では、孫も身構えてしまうかもしれません。
② 自分の子ども時代と比べない
「じぃじの頃は、もっと厳しかったよ」と言いたくなることもあります。でも、時代が違えば、学校生活も遊び方も違います。
昔話は、比べるためではなく、笑い合うために使いたいものです。
③ 返事が短くても、愛情まで届いていないと思わない
会話が短い日もあれば、よく話してくれる日もあります。
その日の気分やタイミングもあるでしょう。
毎回うまく話そうとしなくても大丈夫です。
7.最後は「また話そうね」で十分
孫と話すとき、何か役に立つことを教えなければ、楽しい話題を用意しなければ、と考えすぎる必要はありません。
「元気そうな顔が見られてうれしかったよ」
「ダンスの話、また聞かせてね」
「今度会えるのを楽しみにしているよ」
そんな言葉だけでも、温かい気持ちは伝わります。
もちろん、受け取り方は子どもによって違います。すぐに大きな反応がなくても、焦らずに関係を育てていきましょう。
そして、たまには孫から質問されるのを待つのもいいものです。
「じぃじは今日、何してたの?」
そんな質問が来たら、こちらの出番!
散歩の話、料理の話、趣味の話、ちょっとした失敗談。
自分の毎日を楽しそうに話すことも、孫との会話のきっかけになります。
まとめ:孫にとって、何でも話せるじぃじ・ばぁばでありたい
小学生の高学年になると、孫との会話が以前より難しく感じられることがあります。
でも、それは必ずしも関係が遠くなったということではありません。
孫の興味を知ろうとすること。
話を無理に引き出さず、気持ちを受け止めること。
そして、短い会話でも、一緒に笑える時間を大切にすること。
それが、離れて暮らす孫との関係を育てる一歩になるのではないでしょうか。
私たちシニア世代には、長い人生で経験してきたことがあります。失敗も、喜びも、悲しみも、乗り越えてきた経験があります。
それを無理に教えようとするのではなく、孫が必要としたときに、そっと話せる存在でいたいものです。
孫が大人になったとき、
「あの頃、じぃじやばぁばと話すのが楽しかったな」
そう思い出してくれたら、こんなにうれしいことはありません。
会話の上手なじぃじ・ばぁばになるより、孫の話を楽しそうに聞けるじぃじ・ばぁばになりたいですね。
皆さんは、孫とどんな話をしていますか?
「こんな話をしたら盛り上がったよ」という経験があれば、ぜひ教えてください。きっと、同じ悩みを持つシニア世代の参考になると思います。
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