インフレ時代はまだ続く?大企業と中小企業、シニア生活への影響

最近の経済の話題からですが、先日、日米の企業物価が発表されました。

※日本 企業物価(川上)4.7%(5.5½から↓) 消費者物価(川下)3.4%(3.5%から↓)

※米国 全米物価(川上)7.2% 消費者物価(川下)1.7%などの結果が発表されました。

このニュースを見ると、

  • 企業物価(川上)は上昇率が鈍化
  • 消費者物価(川下)もやや鈍化
  • 株価は利上げか据え置きかで上下を繰り返す

という状況が続いています。

インフレ時代はまだ続く?大企業と中小企業、シニア生活への影響

「物価はまだ上がるの?」
「景気は良くなるの?」
「年金生活にはどう影響するの?」

そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

今回は難しい経済の話を、シニアの皆さんにも分かりやすく解説したいと思います。

インフレ時代はまだ続く?大企業と中小企業、シニア生活への影響

企業物価や消費者物価の上昇率が鈍化する中、日本経済は今後どうなるのでしょうか。大企業と中小企業への影響、日銀の利上げ、シニア世代の生活への影響をわかりやすく解説します。

続編 株価は今後どうなる?インフレ・金利・日本経済から考える市場の見通し

川上と川下とは?

まず言葉の整理から始めましょう。

川上(企業物価)

企業が仕入れる価格です。

例えば、

  • 原油
  • 鉄鋼
  • 小麦
  • 電気料金

などです。

企業物価が上がると、

企業のコストが増えます。

川下(消費者物価)

私たちが買う商品の価格です。

  • 食品
  • ガソリン
  • 外食
  • 日用品

などです。

つまり、

企業の仕入れ価格(川上)が上がると、

数か月後に私たちの生活価格(川下)へ影響することが多いのです。 


インフレは終わるのか?

結論から言えば、

まだ終わったとは言えません。

確かに企業物価の伸びは以前より鈍化しています。

しかし、

  • エネルギー価格
  • 人件費
  • 物流費

などは高い状態が続いています。 

また企業物価の上昇は、時間差で消費者物価に反映されることがあるため、物価上昇圧力は残っていると考えられています。 


大企業はどうなる?

実は現在、

大企業には追い風が吹いています。企業利益、売上ともに大幅な伸びを示しています。

理由① 値上げしやすい

有名メーカーや大手企業は、

価格改定を行いやすい傾向があります。

例えば、

  • 食品メーカー
  • 飲料メーカー
  • 電機メーカー

などです。

コスト上昇分を販売価格へ転嫁しやすいためです。


理由② 賃上げが進んでいる

最近の春闘では、

大企業だけでなく中小企業も賃上げが進みましたが、特に大企業は高い賃上げ水準を維持しています。 

賃上げにより消費が増えれば、

企業業績の改善も期待できます。


理由③ 円安の恩恵

輸出企業は、

円安になると海外での利益が増える場合があります。

自動車や機械メーカーなどは恩恵を受けやすいです。


中小企業はどうなる?

こちらは少し厳しい状況です。7月の倒産は1000件以上になりました。

コスト上昇が重い

中小企業は、

  • 原材料費
  • 電気代
  • 人件費
  • 金利

の負担増が続いています。


値上げしにくい

問題はここです。

中小企業庁の調査では、価格転嫁率は改善しているものの約54%程度で、上昇したコストを十分に価格へ反映できていない企業も多くあります。 

つまり、

100円コストが上がっても、

100円値上げできない企業が多いのです。


利上げも負担

日銀が利上げを進めれば、

借入金利も上昇します。

借金をして設備投資を行う中小企業には負担となる可能性があります。


日本経済は二極化する?

今後の日本経済は、

勝ち組
  • 輸出企業
  • ブランド力のある企業
  • AIや半導体関連
  • 高付加価値企業
苦戦組
  • 価格競争が激しい企業
  • 利益率の低い企業
  • 人手不足業種

という二極化が進む可能性があります。

これは個人の家計にも似ています。

「資産を持つ人」と「持たない人」の差が広がる時代とも言われています。


シニア世代への影響

ここが一番重要です。

マイナス面

食費が上がる

今後も食品価格は徐々に上がる可能性があります。

特に、

  • 外食
  • 加工食品

などです。


医療・介護費の負担

物価上昇は、

医療や介護サービスにも影響します。


預金だけでは厳しい

普通預金の金利は上昇しても、

物価上昇率には追いつきません。

例えば、

物価が3%上がり、

預金金利が0.5%なら、

実質的には資産価値が減ることになります。


プラス面

年金改定

物価や賃金の上昇は年金改定にも反映されます。 

ただし、

物価上昇ほど増えない場合もあります。


預金金利上昇

超低金利時代よりは、

定期預金の利息が期待できます。


配当金投資が注目

大企業の利益が増えれば、

配当金も増える可能性があります。

最近シニアの間で、

  • NISA
  • 投資信託
  • 高配当株

への関心が高まっているのもそのためです。


シニアが今やるべきこと

① 健康が最大の資産

インフレでも医療費は避けられません。

健康維持が最大の節約になります。


② 家計を見直す

固定費の削減は効果的です。

  • スマホ料金
  • 保険
  • サブスク

を見直してみましょう。


③ お金にも働いてもらう

預金だけでなく、

NISAなどを活用して資産形成を考える時代になっています。


④ 学び続ける

インフレ時代は、

知識の差が生活の差になります。

スマホも投資もAIも、

少しずつ学ぶことが大切です。


まとめ

企業物価の上昇はやや落ち着いてきましたが、

インフレそのものが終わったわけではありません。

今後は、

  • 大企業は比較的有利
  • 中小企業は厳しい競争
  • 日本経済は二極化

という流れが続く可能性があります。 

そしてシニア世代にとっては、

「預金だけでは資産を守りにくい時代」

になりつつあります。

だからこそ、

健康管理をしながら、

家計管理や資産形成について学び続けることが大切です。

私自身70代になってから投資を学び始めました。

年齢に関係なく、

これからの時代は「お金の知識」が生活を守る力になるのではないでしょうか。




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